浮田哲州の考えるよい会社とは

会社で働く私たちにとって、「良い会社」で働くことが気持ちよく長く働くための必須条件となります。
ですが、何を持ってして「良い会社」と言うのかは、とても難しいところです。
これから就職するであろう学生に「良い会社とはどのような会社ですか」と質問すれば、「給料がいい」「残業が少ない」「仕事とプライベートが両立出来る」などの意見が多いものです。
ですが、残業が多くてもノビノビと働いている人もいますし、プライベートそっちのけで働いていても「楽しい」という人もいます。

こうしたことから考えると、良い会社にはお金に代えられない何かが存在しているように思います。
浮田哲州が思うそれは「人とのつながり」です。

例えばA社とB社の2つの会社があったとして、A社は給料がいいが人間関係がとても悪い、B社は給料は少ないが人間関係がとても良い、としたらどちらの会社に勤めたいでしょうか。
やはりB社を選ぶ人が多いでしょう。
退職の理由として、人間関係をあげる人は非常に多いです。
どんなに給料がよくても、福利厚生がしっかりしていても、人間関係がうまくいっていなければ、精神的なダメージが大きく長く働くことは出来ないのです。

浮田哲州はこうしたことをよく知っているから、人を大切にしています。給料をそれなりに出していれば大丈夫でしょうという経営者は注意が必要です。人を大切にしているからこその給料、福利厚生だということを忘れないで下さい。

感謝の言葉が大切

浮田哲州さんが、「英語で話していると自然に感謝の言葉がでる」と言っているのを聞いたことがあります。しかし同時に、感謝の言葉は人と人との距離を縮める力を持っているのに、それに気付いていない人が多いというようなことも言っていました。
日本人は特に自分の感情を表に出すことを苦手とした人種ですので、確かにそうかも知れません。

「ありがとう」という言葉は、感謝ということの他にも「あなたの能力を認めていますよ」という意味でもあるような気がします。 それを言ってもらえたらとても嬉しいですし、やる気も出ますよね。

以前、「プロ同士なんだから、頼んだことは出来て当たり前。だから感謝なんてしない。だからありがとうなんて言わない」という人に出会ったことがあります。
言っていることはわからなくもないのですが、とても自己中心的だなぁと悲しい気持ちになりました。

ではこう考えてみましょう。「頼む人がいなかったら」と。
これでは仕事が進みませんよね。まず、「頼まれる人」としてそばにいてくれていることに感謝しなければなりません。

浮田哲州さんは人材育成のためにも褒めることが大切であると考えていますが、まず人として人に感謝出来ることが大切でもあると思います。
普段見過ごしている人の努力や気遣いを考え直してみて下さい。自然と感謝の言葉が出るようになるはずです。

浮田哲州はほうれんそうの質を重視

仕事において「報告・連絡・相談(ほうれんそう)」が基本だと教えられることが多いですが、ただ報告していればいい、なんでも相談すればいい、というものでもないというのは皆さんでもおわかりだと思います。

浮田哲州さんは「悪いことほど早く報告し、嘘はつくな」と言っています。

悪いこと、会社にとって不利益なことを放って置くと被害は拡大する一方だからです。

よく、ほうれんそうが出来ていない部下に困っている上司を見かけます。部下がほうれんそうしない理由は「怒られたくない」というものが多いそうです。
「怒られたくない」ということは、不利益な報告が存在するということですよね。でもそれを放っておけばその不利益はどんどん大きくなってしまいます。
怒られたくないのであれば、まずミスを報告することです。そうすれば上司と一緒に問題を解決して早くミスをフォローすることが出来ます。
上司が怒るのはミスをしたことではなく、「どうして早く言わなかったんだ」ということなのです。

それに、報告すべきことを放って置いたということで自分の評価が下がってしまいます。評価を最優先するところは、ミスをいかにしないかではなくミスをいかに小さくとどめてフォローできるかです。

考え方を変えて、ほうれんそうの質を高めていって下さい。